労働時間計算機

開始時刻と終了時刻から、休憩を含めた総労働時間を計算します。

労働期間

休憩

概要

純労働時間
総期間:
総休憩時間:
十進数時間:

概要

Work Hours Calculator は、開始時刻と終了時刻から休憩時間を差し引いて、実働の合計を自動で算出する無料ツールです。タイムシート作成、勤怠の自己管理、シフトの見直し、請求・工数管理まで、幅広い場面で役立ちます。24時間形式(HH:MM)に対応し、複数の勤務枠(中抜け・分割勤務)もまとめて計算できます。結果は見やすいHH:MM表記と、請求や集計に便利な小数時間の両方で表示します。

使い方

  1. 勤務枠を追加する

    • 各枠の開始時刻と終了時刻をHH:MM(例:09:00、18:30)で入力します。
  2. 休憩時間を入れる

    • 各枠ごとに休憩の合計を「分」または「HH:MM」で入力します(例:60 または 01:00)。休憩がない場合は 0 のままで構いません。
  3. 複数枠の活用

    • 中抜けや別現場の作業など、1日の中で勤務が分かれる場合は枠を追加してそれぞれ入力します。枠と枠のあいだの空白時間は自動的に労働時間から除外されます。
  4. 深夜をまたぐ勤務

    • 終了時刻が開始時刻より早い場合(例:22:00〜06:00)は翌日にまたいだ勤務として計算されます。
  5. 結果を確認する

    • 合計勤務時間(HH:MM)、合計勤務時間(小数表記)、合計休憩時間が表示されます。

入力項目の説明

  • 開始時刻(HH:MM)
    勤務を始めた時刻。24時間表記で入力します(例:08:05、23:15)。
  • 終了時刻(HH:MM)
    勤務を終えた時刻。終了が開始より早い場合は翌日とみなします。
  • 休憩時間(分 または HH:MM)
    該当勤務枠の休憩合計。休憩は労働時間に含めないため、ここで差し引きます。複数回の休憩がある場合は合計で入力するか、必要に応じて枠を分けて入力してください。
  • 複数の勤務枠
    中抜けや現場移動などの分割勤務を表現します。各枠に対して同様に開始・終了・休憩を入れます。

結果と見方

  • 合計勤務時間(HH:MM)
    休憩を差し引いた実働時間の合計。会議や作業時間の把握、日報・週報に使いやすい表示です。
  • 合計勤務時間(小数表記)
    実働時間を時間の小数で表示(例:7時間15分 → 7.25時間)。請求や統計集計に便利です。
  • 合計休憩時間
    すべての勤務枠で入力した休憩の合計です。

総時間と休憩時間の違い(重要)

  • 総時間(拘束時間):各勤務枠の「終了−開始」を合計した時間。休憩を含みます。
  • 休憩時間:入力した休憩の合計。労働時間に含めません。
  • 合計勤務時間(実働):総時間 − 休憩時間。タイムシートや請求に通常用いる時間です。

計算方法と前提

  • 1分を最小単位として計算します。
  • 各勤務枠について「枠の分数=終了−開始」。終了<開始のときは終了に24時間(1440分)を加えて深夜越えを処理します。
  • 合計勤務時間(分)=すべての枠の分数の合計 − 合計休憩時間(分)
  • HH:MM表記=合計勤務時間(分)を60で割った商と余りで表示
  • 小数表記(時間)=合計勤務時間(分)÷60(小数第2位程度に丸め)
  • 休憩時間が枠の時間を上回る場合、その枠の実働は0分として扱います(負の時間は発生させません)。
  • 本ツールは割増賃金(残業・深夜・休日)の自動判定や勤怠規程の適否判定は行いません。規程や法令は組織・地域で異なるため、詳細は所属先のルールをご確認ください。

人事・労務の文脈での使いどころ

  • タイムシート・勤務表:実働(休憩控除後)の記録が基本。総時間と混同しないことが重要です。
  • 請求・工数管理:小数時間 × 時間単価で概算の請求額やコストを算出できます。例:7.25時間 × ¥5,000/時間 = ¥36,250。
  • シフト設計・自己管理:深夜をまたぐ勤務や中抜けが多い日も、合計の実働を素早く把握できます。
  • 注意:労働時間の定義、休憩の取り方、残業や深夜の扱いは会社や地域の規程に依存します。ここでの説明は一般的な考え方であり、法的助言ではありません。

活用のコツ

  • 24時間形式で統一する(例:9:00ではなく 09:00)。入力ミスが減ります。
  • 中抜けは「勤務枠を分ける」。枠間の空白は自動的に除外されるため、昼休みを重ねて休憩として二重計上しないよう注意。
  • 休憩はその枠の合計で入力するか、休憩のたびに枠を分けて正確に反映する。
  • 小数時間を請求に使う場合は、社内・顧客の丸め規程(0.1h、15分単位など)に合わせて端数処理を行う。
  • 入力後は「開始=終了」や「休憩>枠の長さ」などの不整合がないかサッと見直す。

計算例

  1. 1枠・一般的な勤務

    • 勤務枠:09:00〜18:00
    • 休憩:01:00
    • 総時間=9:00、休憩=1:00
    • 合計勤務時間(HH:MM)=8:00
    • 合計勤務時間(小数)=8.00
  2. 複数枠・短い休憩が複数回

    • 枠1:09:30〜12:00、休憩 00:10(2時間30分−10分=2時間20分)
    • 枠2:13:00〜17:45、休憩 00:15(4時間45分−15分=4時間30分)
    • 合計休憩=00:25
    • 合計勤務時間(HH:MM)=2:20+4:30=6:50
    • 合計勤務時間(小数)=6+50/60=6.83(丸め)
  3. 深夜をまたぐ勤務

    • 枠:22:00〜06:00、休憩 00:45(終了<開始のため翌日計算)
    • 総時間=8:00、休憩=0:45
    • 合計勤務時間(HH:MM)=7:15
    • 合計勤務時間(小数)=7.25

よくある質問

  • 24時間形式は必須ですか?
    はい。すべてHH:MM(例:07:05、23:10)で入力してください。

  • 深夜をまたぐときはどう入力しますか?
    通常どおり開始と終了を入れるだけでOKです。終了が開始より早い場合は翌日に跨ぐものとして自動計算します。

  • 小数時間の桁数は?分との行き来は?
    小数は一般的に小数第2位まで表示します。分→小数は「分÷60」。小数→分は「小数部分×60」です。

  • 中抜け(移動・私用外出など)はどう扱う?
    勤務枠を分けて入力してください。枠の間の空白は自動的に除外されます。空白時間をあらためて休憩に重ねて入力すると二重控除になります。

  • 通勤や移動は労働時間に入りますか?
    取り扱いは会社や契約により異なります。本ツールは入力どおりに計算するため、含めるかどうかは所属先のルールに従ってください。

まとめ

Work Hours Calculator は、複数の勤務枠や休憩を含む1日の実働を、24時間形式の入力だけで正確かつ素早く集計します。結果はHH:MMと小数時間で表示され、タイムシートから請求・工数管理まで幅広く活用できます。総時間(拘束時間)と休憩時間の違いを明確にし、深夜越えにも対応。上の計算ツールにあなたの勤務内容を入力して、今すぐ正確な労働時間を把握しましょう。なお、本ページの内容は一般的な情報であり、法的・労務上の助言ではありません。必要に応じて最新の社内規程や専門家にご確認ください。