年収時給変換計算機

年収を時給、日給、週給、月給に変換します。

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給与の内訳

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はじめに

Calq.の「Salary to Hourly Calculator」は、年収(年俸)から時給・日給・週給・月給をかんたんに換算できる無料ツールです。就職・転職で年収を比較したい人、労働時間が異なるオファーを横並びで見たい人、人事・労務担当者、フリーランスの目安単価を知りたい人に役立ちます。通貨は円(¥)を使用し、小数点はピリオド(.)、桁区切りはカンマ(,)で表示します。日本の一般的な週の所定労働時間は40時間です。月給は必ず「年俸÷12」で計算します。


使い方(ステップ)

  1. 年収(年俸)を入力する(例:¥6,000,000)。
  2. 週あたりの労働時間を入力する(標準は40時間。会社によっては37.5など)。
  3. 週あたりの労働日数を入力する(標準は5日)。
  4. 年間の休暇週数(丸ごと1週間休む回数)を入力する。
  5. 年間の有給・会社休日の日数(1日単位の休み)を入力する。
  6. 結果として、時給・日給・週給・月給が表示されます。月給は年俸÷12の定義を採用します。

入力項目の説明

  • 年収(年俸)
    税引前の年間支給総額。賞与・各種手当・固定残業代を含めるかどうかは、比較目的に合わせて選んでください。

  • 週あたりの労働時間
    所定労働時間の合計。一般的に40時間/週(1日8時間×5日)。会社によっては7.5時間/日などもあります。

  • 週あたりの労働日数
    通常は5日。シフト制や短時間勤務では実態に合わせて調整します。

  • 年間の休暇週数(週単位)
    丸ごと1週間休む休暇の合計(例:夏季休暇1週、年末年始1週で計2)。有給をまとめて取る場合もここに含められます。

  • 年間の有給・会社休日(日単位)
    1日単位の有給休暇、会社独自の特別休暇、会社が給与支給対象として扱う祝日などの合計日数。
    注意:1週間分の休みを「休暇週数」に入れた場合、その週に含まれる祝日や有給をここに重複計上しないでください(二重計上の回避)。


結果の見方(時給・日給・週給・月給)

  • 時給
    年収を実際に働く時間数で割った等価の時給。休暇や有給で実働時間が減るほど時給は高くなります。

  • 日給
    時給×1日の所定労働時間(週時間÷労働日数)。1日働いた価値の目安です。

  • 週給
    時給×週の所定労働時間。典型的な1週間の働き方に対応した等価額です。

  • 月給
    定義として年俸÷12で計算します(労働時間や休日の配分に関わらず一定)。日本の年俸制で一般的な考え方です。


計算方法と前提(式)

  • 1日の所定労働時間=週あたり労働時間 ÷ 週あたり労働日数
  • 実働週数=52 − 年間の休暇週数
  • 年間の実働時間=実働週数×週あたり労働時間 −(年間の有給・会社休日(日)×1日の所定労働時間)
  • 時給=年収 ÷ 年間の実働時間
  • 日給=時給×1日の所定労働時間
  • 週給=時給×週あたり労働時間
  • 月給=年俸 ÷ 12

前提と制限:

  • 1年=52週として計算(うるう年差は無視)。
  • 残業・深夜・休日割増は含めません(年収に固定残業代を含めた場合は、その分も時給に反映されます)。
  • 税金・社会保険料は差し引いていないため、手取り額ではありません。
  • 入力の整合性が取れず年間実働時間が0以下になる場合、結果は無効です。休暇や休日の入力を見直してください。

日本の雇用・人事の背景知識

  • 法定労働時間は原則1日8時間・週40時間。多くの企業は週休2日制を採用しています。
  • 年次有給休暇の付与日数や会社独自の休日は企業や勤続年数により異なります。国民の祝日の日数も年により変動します。
  • 年俸制や固定残業代制、賞与の有無など、支給形態で実際の等価時給感は変わります。比較の目的に合わせ、含める要素を統一しましょう。
  • 地域別最低賃金と比較する際は、最新の公表額を確認してください(本ツールは概算です)。

実務で役立つヒント

  • 実態ベースで入力:会社の所定労働時間(例:7.5時間/日、37.5時間/週)に合わせて設定すると精度が上がります。
  • 休日の重複計上に注意:1週間の会社休業を「休暇週数」に入れたら、その期間の祝日や有給は「日数」に含めない。
  • 目的別に年収を調整:賞与や固定残業代を含めると「受け取る総額ベース」の時給、除外すると「基本給ベース」の時給が分かります。
  • オファー比較に有効:勤務日数・週時間が異なる求人も、時給や日給に換算すれば公平に比較できます。
  • フリーランスの目安:目標年収と実働日数を入れ替えて考えると、必要な時間単価の目安が見えます(営業・学習・休暇などの非稼働日も忘れずに)。

計算例

前提:

  • 年収:¥6,000,000
  • 週あたり労働時間:40
  • 週あたり労働日数:5
  • 年間の休暇週数:2
  • 年間の有給・会社休日(日):15

ステップ:

  1. 1日の所定労働時間=40 ÷ 5=8時間
  2. 実働週数=52 − 2=50週
  3. 年間の実働時間=50×40 −(15×8)=2,000 − 120=1,880時間
  4. 時給=¥6,000,000 ÷ 1,880=¥3,191.49
  5. 日給=¥3,191.49×8=¥25,531.91
  6. 週給=¥3,191.49×40=¥127,659.57
  7. 月給=¥6,000,000 ÷ 12=¥500,000.00

結果(四捨五入・参考値):

  • 時給:¥3,191.49
  • 日給:¥25,531.91
  • 週給:¥127,659.57
  • 月給:¥500,000.00

月給は定義により年俸÷12です。時給・日給・週給は実働時間ベースの等価額のため、休日の多寡で値が変わります。


よくある質問

  1. 月給はどう計算しますか?
    月給は必ず「年俸÷12」で表示します。実働時間や休日の配分に依存しません。

  2. 有給や祝日はどこに入力すべき?
    1週間丸ごとの休みは「休暇週数」、1日単位の有給・会社休日は「日数」に入力します。同じ休みを両方に入れないでください。

  3. 賞与や固定残業代は含めるべき?
    オファー比較など総支給ベースで見たい場合は含める、基本給ベースの時給を知りたい場合は除外する、という使い分けがおすすめです。

  4. 残業は反映されますか?
    本計算は所定労働時間ベースです。残業を見込む場合は、年収に想定の残業代を含めて入力するか、週時間を増やして感度を見る方法があります。

  5. 結果は手取りですか?
    いいえ。税金・社会保険料控除前(総支給)の概算です。手取りは個人条件で変わります。

  6. 最低賃金を下回っていないか確認できますか?